資産運用に株式投資がおすすめな3つの理由
右肩上がりの市場
右肩上がりの株式市場を見ていきましょう。
こちらがダウ平均株価の推移です。
1980年からのデータですが、ずっと右肩上がりで成長していることがわかります。
次に上海総合指数の推移です。
1991年からのリーマンショックの最高値を超えてはいないものの、概ね右肩上がりです。
続いて、世界4番目の株式市場を香港ハンセン指数です。
綺麗な右肩上がりを描いております。
インドも綺麗な右肩上がりです。
最後、日経平均ですが日経平均は皆さんご存知かと思いますが、バブル崩壊後その最高値を更新できていません。
なぜ株価の推移にこんなにばらつきがあるのかと言うとその秘密は、労働人口です。
国家を支える労働者が増えれば増えるほどで、その国の株式市場が盛り上がっていくと、捉えてください。
なので、人口がこれから増えるような国においてはその国の株価指数というものは長期で見れば、基本的には右肩上がりで上がっていきます。
ただし、加熱しすぎて短期的にはバブルとなり、株価指数がガツンと落ちることもあります。
適正な価値がわかる
2つ目の理由は適正な価値が分かるというところです。
企業の価値なので、企業の価値を計る指標があります。具体的には PBR(純資産に対する指標)やPER(利益に対する指標)といったものです。
PBRやPERを参考にすることで株価が、企業の価値に対して適正なのか否かがわかります。
「企業の時価総額=株価×発行株式」です。株価は企業の時価総額を発行株式で割った値です。企業の時価総額は本来、コロコロ変わらないので、一定を保ちながら企業の価値に応じて、株価が決定するはずです。しかし、ご存知の通り株価は企業の現在の業績だけでなく、未来の業績を見越して上下したりするものです。そのため、毎日変動します。
もっと言えば、株価は需要と供給で決まります。要は人気があればある会社ほど価値が本来あるべきよりも高くなります。一方で、割安で放置されているような株価もあります。人気がなく、目立たない企業もあります。そのような割安株への投資をバリュー投資と言います。
特に不景気になると、全体の相場感引きずられて、実力のある企業も割安になることがあります。極端な例で言うと、企業が持つ資産が1億円あるにもかかわらず、時価総額が5,000万円で買えてしまうこともあります。こういう不景気のバーゲンセール時に株を買うのが、私の戦術の1つです。
このように、期待値と現実の価格に絶対に乖離が生じます。ある一つのニュースを聞いた時に、どのくらい将来の業績にインパクトを与えるかは、人によって受け取り方が違うためです。先程と逆のパターンを紹介します。過度な期待でPERが100倍以上になることもあります。これは投資した金額を100年以上で回収することになります。もう、生きていないと思うのですが…苦笑。どれだけ魅力的な業績やビジネスモデルでもPERが100倍以上になっていれば、私は絶対に買いません。
例えば、「これからの時代はAIだ!」等のいわゆる「テーマ関連株」は先行きが明るいため、PERやPBRが過剰に高くなりがちです。このテーマ関連株に安易に飛びついてしまうと、往々にして損をしてしまいます。
借金を背負わない
株式投資は自分が投資した金額以上に損をすることはありません。※信用取引等を除く
10万円を投資したら、最悪の倒産時には10万円を失いますが、それ以上に30万円を失う等といったことはありません。
株式投資以外の場合、多くは借金のリスクを負って投資することが一般的となります。リスクを大きく負う例として、不動産投資とFXを紹介します。
不動産投資
不動産投資の場合、銀行から借金をして、自分の身の丈以上のレバレッジを効かせて、不動産を購入することになります。そうしないと、現金で数千万円の不動産を買えないからです。
※一応、保険として団体生命信用保険があり、自分に万が一のことがあった時に、残された家族は借金を背負わずに、救われたりすることもあります。
FX取引
為替の数銭円のわずかな値動きで儲ける必要があるため、レバレッジをかけて、取引を行います。原資だけでは儲からないためです。FXのレバレッジは国内業者であれば、最大、投資金額の25倍等です。(今後10倍になる可能性あり。)25倍の場合、100万円の投資金額で、2,500万円を持っていることにして運用ができます。海外業者であれば、レバレッジ1,000倍も可能です。その場合、100万円の投資金額で10億円分の取引をすることになります。普通に考えて、100万円しか持っていない人に10億円を渡して運用するのが非常に危険と思うのですが、FXでは割と当たり前になっています。1,000倍も可能なので、25倍なら大したことないと思ってしまう人が多いのではないかと推測します。
レバレッジをかけすぎるとその分、リスクも背負うことになります。初心者が大儲けを狙って、レバレッジを高く設定し、ある時急に為替が数円単位で動き、自己破産に追い込まれるケースも珍しくありません。
まとめ
初心者は安易に「楽して短期間で大儲け」しようとします。
私も実際にそうでした。でも、多くの場合は失敗します。そのため、あなたには大きく失敗してほしくないので、この記事を書きました。
不動産投資もFXも初心者が始めるにはリスクが大きいです。理想としては小さく失敗して、成長していくことです。これから、あなたが投資する時には最大のリスクについて、検討した上で始めることをオススメします。
資産形成をするためには、元手が必要です。そのために、一番早く確実なことは収入を上げる「転職」です!
「資産形成のために、まずやるべきことは転職!」
私が考えた「株価暴落時に投資したいもの7つ」を厳選しました。さくっと読めます!
投資は自己責任・自己判断でおねがいします!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません